【将来性があるのはどっち?】薬剤師と看護師の年収(給料)から学費、仕事の違いを徹底比較

『医療にかかわる仕事につきたいけど、薬剤師と看護師どっちがいいかな?』

 

 『必要な学費とか年収(給料)も気になる』

 

『仕事や働き方の違いはどうなんだろう?』

 

進路について悩んでいると、わからないことがたくさんありますよね。

 

薬剤師と看護師はどちらもやりがいのある職業だけど、給料、仕事や働き方の違いや将来性も知っておきたい。

 

あやせ正面顔

この記事では2つの職業の違いを、薬剤師の私がわかりやすく説明しますね

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薬剤師と看護師の平均年収は? 

まずは薬剤師と看護師の平均年収はこちら(※1)、

 

・薬剤師565万円

 

・看護師492万円

 

と、薬剤師の方が73万円高くなっています。

薬剤師と看護師の平均年収比較

 

 また、薬剤師と看護師の年代別の平均年収(※1)は、令和2年度の厚生労働省の資料によると、

 

薬剤師と看護師の年代別の平均年収

 

20-24歳では看護師の方が37万円高いですが、他の年代では薬剤師の方が高い結果となりました。

 

薬剤師は6年制大学を出て、最短でも24歳からしか働けないため、20-24歳の年収が看護師より低くなっていると考えられます。

 

あやせ正面顔

でも日本人の平均年収は436万円(※2)なので、どちらの職種も安定して平均年収以上の年収が期待できる職業と言えます 

 

 (※1)引用元:厚生労働省|令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況|職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

(※2)引用元:国税庁|民間給与実態調査(令和元年分)15P

薬剤師と看護師の国家資格取得までにかかる年数

では、なぜ薬剤師の方が給料が高いのでしょうか?

 

下のグラフを見ると、薬剤師(青いグラフ)と看護師(緑のグラフ)になるまでに必要な年数がわかります。

 

薬剤師と看護師の国家資格を受験するために必要な年数

 

あやせ呆れ顔

つまり、薬剤師になるには、6年間大学に通わないとなれないんです

 

 一方看護師は、

 

  1. 大学(4年制)
  2. 短期大学(3年)
  3. 専門学校および看護師養成所(3年)

 

のいずれかで学び、看護師国家試験に合格することで、最短3年で看護師になれます。

 

補足

看護師は4年制大学を卒業すると、「保健師」と「助産師」の国家試験受験資格を得ることができる

 

まとめると、薬剤師が看護師より給料が高い理由として、

  1. 資格取得までの期間が長い
  2. 専門性が高い

ことがあげられます。

薬剤師と看護師の国家資格取得までにかかる学費

薬剤師と看護師の国家資格取得までにかかる学費

薬剤師と看護師は国家資格取得までにかかる学費も違います。

 

下のグラフを見ると学費の違いがわかります。青いグラフが薬剤師で、緑のグラフが看護師です。

 

薬剤師と看護師になるための学費総額

 

 

国立大学は文部科学省の省令で、入学金と授業料の基準額が決められているため、ほぼ全ての大学が同じ金額になっています。(令和3年6月調べ)

 

公立大学は、国立大学と授業料は同じですが、ほぼ国立大学と同じと考えて良いです。

地元出身者に対し入学金を安くする嬉しい制度のある大学もあります。

(例)入学料・授業料 | 入試情報 | 静岡県公立大学法人 静岡県立大学

 

私立大学の学費は薬学部も看護学部も大学ごとにかなり幅があり、

 

・薬学部 約1200万円

 

・看護学部 約700万円

 

あたりが目安になります。

 

気になる最安値と最高値の学費総額はこちらです(2021年6月調べ)

 

  最安値 最高値
薬剤師

920万

(奥羽大学)

1419万

(立命館大学)

看護師

385万

(福井医療大学)

810万

(東邦大学)

あやせ正面顔

あと知っておいて欲しいのは、奨学金です。

第三者

学費が高くて資格が取れない…

 

と、諦めないで!

 

国の行っている奨学金制度や学校だけでなく、就職先の病院や薬局で奨学金返済サポートをしてくれる企業もあります。

 

学費が高いと諦めずに高校の先生や行きたい学校に相談してみましょう!

 

 

奨学金について

【国が行っている奨学金制度】独立行政法人日本学生支援機構 – JASSO

 

【薬剤師】まずは大学に奨学金返済制度がないかホームページを調べてみましょう(例)奨学金|入試情報|東北医科薬科大学

 

(例)日本調剤では月最大7万円の『奨学金返済サポートコース』あり採用情報と流れ | 日本調剤 新卒採用サイト

 

【看護師】日本看護協会|看護職を目指す方へ

 

薬剤師と看護師の仕事内容と違い

薬剤師の仕事

薬剤師の仕事

薬剤師は薬の専門家で、薬が関わるほぼ全ての仕事で活躍しています。

 

具体的には、

  1. 処方せんに基づいて調剤する
  2. 処方せんの内容に問題があれば医師と確認する
  3. 患者さんに正しいお薬の使い方を説明する
  4. 新しい薬を開発する

などがあり、

  • 薬局
  • 病院
  • 製薬会社
  • 化粧品や食品メーカー
  • 公務員

などいろいろな場所で仕事をしています。

 

あやせ正面顔

薬剤師は薬局や病院で調剤するだけでなく、

いろいろな仕事で必要とされています

看護師の仕事

看護師の仕事

看護師の仕事内容は、

  1. 医師の診察や手術などの補助
  2. 採血や注射をする
  3. 患者の病状回復のための手助け

などで、

  • 病院(病床が20以上ある)
  • クリニック(病床19床以下または病床がない)
  • 介護施設
  • 企業
  • 公務員

いろいろな職場で幅広く活躍しています。 

あやせ正面顔

高齢化で訪問看護のニーズが増えていて、看護師の仕事はこれからますます重要になってきます

薬剤師と看護師の仕事の大きな違いは、

 

看護師の方が患者さんに直接関わる仕事が多く、体力的にも精神的にもタフである人が向いている

 

という点かなと思います。

薬剤師と看護師の将来性

薬剤師と看護師の将来性

薬剤師と看護師の将来性を考える上で、大事なポイントは2つです。

 

  1. AIに変えても問題ない職業か
  2. 医師の長時間労働の見直し

AIに変えても問題ない職業か

デジタル技術の革新で、AIに奪われる職業が出てくると話題になりましたね。

 

実際に、AIに代替されやすい職業のランキングも発表されています。

 

下の表を見てください。青い丸で囲ったところが薬剤師、緑の丸で囲ったところが看護師です。

 

AIに仕事を代替される職業、されない職業

上に行くほどAIに変わりやすい職業です。

 

あやせ呆れ顔

薬剤師の方がAIに変えやすい仕事が多く、このまま仕事の内容が変わらなければ薬剤師のほうが将来性のない職業です

医師の長時間労働の見直し

もう一つのポイントは、医師の長時間労働の見直しです。

 

厚生労働省では医師の働き方改革を推進しており、勤務医の労働時間を制限するための、法改正を行おうとしています。

全ての勤務医の時間外・休日労働の年間上限時間数が令和6年度までに上記の 960 時間又は 1,860 時間に収まっている必要がある。 

 

また、医師の労働時間が短くなることで、他職種の業務内容にも変更がある可能性についても言及しています。

 

タスク・シフト/シェアについては、長時間労働を行う医師だけではなく、他の医師や看護師、薬剤師、医師事務作業補助者等の各職種の業務に大きく影響するものであることに留意は必要である

 

 

あやせ正面顔

つまり薬剤師、看護師はどちらも業務範囲が拡大し、医師の業務範囲の一部が移行してくる可能性が高いんです

薬剤師も、『かかりつけ薬剤師制度』の導入など、AIではできない対人業務の比率が上がっています。

 

また、欧米のように薬剤師に処方権が与えられる可能性も0ではありません。

 

看護師も業務が拡大していて、特定行為を行うための研修制度も始まっています。

医師又は歯科医師の判断を待たずに、手順書により、一定の診療の補助(例えば脱水時の点滴(脱水の程度の判断と輸液による補正)など)を行う看護師を養成し、確保していく必要があります。

 

つまり、薬剤師も看護師もそれぞれの専門性を生かす業務が増え、将来性のある職業であることは間違いないでしょう。

 

薬剤師と看護師の比較まとめ

  1. 平均年収は薬剤師の方が看護師より、73万円高い
  2. 薬剤師は6年、看護師は3〜4年で資格を取得できる
  3. 薬剤師の方が6年通うため、学費が高い
  4. 薬剤師の仕事より看護師の仕事のほうが対人業務が多い
  5. 薬剤師も看護師も将来性のある職業である

 

どちらの職業も向き不向きがあります。

あやせ正面顔

どちらが優れているというわけではなく、仕事の内容を見て、自分のなりたい方を選んでくださいね。

実は薬剤師は都道府県ごとでも平均年収が違うんです。

 

薬剤師になりたい人は、【2021年版】薬剤師の47都道府県別の平均年収(給料)と最高年収 も読んでみてください。

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